株式譲渡は経営権の譲渡でM&Aの一例と言えます。
株式譲渡は個々の取引になりますが、会社法が規定する手続きをとる必要があります。
企業の組織法務として10年以上経験がある弊所が手続きをお手伝いさせていただきます。
株式譲渡の手続きの流れは以下のようになります。
会社の定款に株式の譲渡制限が規定されているか確認します。中小企業の場合、ほとんどの会社で譲渡制限が規定されていると思われます。譲渡制限が規定されていれば会社の承認を受ける必要があります。
株式を譲渡する場合、会社に対して株式の譲渡請求をします。
書面に譲渡株数、譲渡先などを記載して請求します。
株式譲渡請求がされた会社は取締役会(取締役会のない会社は株主総会)を開催して、譲渡を承認するか諮ります。
株式の譲渡の承認がされたら、株式譲渡契約を締結します。
契約を締結したら会社に対し、売主と買主が共同で株式の名義書換を請求します。
名義書換を請求された会社は株主名簿の書換をします。
株式の買主は会社に対し株主名簿記載事項証明書の交付を請求します。
会社は買主に対し、株主名簿記載事項証明書を交付します。買主が会社の株主であることを証明する書類になりますので、大切に保管しておきましょう。