企業にとって従業員の健康に気を配ることは経営として重要なことになってきました。従業員に健康診断を受けてもらうことは会社の義務ですが、もはやそれだけでは済まされない時代になってきています。健康経営について考えてみませんか。
健康経営とは
健康経営とは、企業が主体となって、従業員の健康増員、疾病予防に取り組むことです。そしてこの取り組みは経営の一環であるということです。またこの取り組みは人に対する投資そのものです。
健康経営のメリット
健康経営のメリットとしては、超売り手市場化による若手の採用難化、高齢化による従業員の健康問題などの経営課題を解決するための有効な手立てになり、従業員の健康状態の維持・改善が実現できれば、一人一人の生産性向上につながり、ひいては業績の向上も期待できると考えられます。また、全社的に健康に対して取り組むことで社内の一体感の構築にも役立たせることができます。さらには銀行などの融資や公共調達で優遇措置を受けられることもあります。
取り組む内容
具体的な取り組む内容としては健康診断の実施などの健康づくり体制の見直し、禁煙対策、メンタルヘルスや生活習慣病対策、健康宣言書の作成、優良法人の取得などがあります。また、人事担当者に健康経営アドバイザーの資格を取得させ、運動の推進役として社内をまとめていくことも一考に値すると思います。
市町村によっては、健康経営を推進しているところも多くなっています。担当部門に問い合わせて指導をうけることも可能だと思いますので、是非とも推進してみてください。健康経営が当たり前になる日もそう遠くはないのではないでしょうか。